九州横断ツーリングで帰省



3度目の自転車ツーリングを計画しました。今回は、九州を横断して帰省する計画です。高千穂越え、久住越えは相当な困難が予想されますが、ただひたすら回すしかありません。どうしても4日では足りず、最後の2日間は休暇を取りました。そこまでして苦しまなくても・・・。でも、今回も温泉が楽しめそうです。

<初日(5月3日)>
 自宅を出て国道3号を南下。熊本市までの111.4qが本日の予定です。小栗峠越えが最大の難所か?

<2日目(5月4日)>
 熊本県御船町から矢部町を経て、宮崎県の高千穂町を目指します。79.9qですが、相当な登りが待ち受けているに違いありません。やめるなら今のうちです。

<3日目(5月5日)>
 高千穂町から実家のある日向市を目指します。下りが主のコースだと思われます。76.4q。

<4日目(5月6日)>
 実家でゆっくりした後は、北川町を経て大分県三重町までの76.7qです。北川からの登りも厳しいと予想されます。

<5日目(5月7日)>
 三重町から久住を超えて熊本県小国町へ。71.6qですが、久住越えは大変だろうと思います。

<最終日(5月8日)>
 小国町から自宅までの96.5q。

出発前の準備

ツーリング用にパニアバッグを新調しました。少し重いのですが、容量は25リットルと私にとっては十分です。パンクに備え、予備のチューブと修理道具をボトル型ケースに詰め込みました。


ダウンチューブにはインフレーターを装着。出番がないことを祈ります。サドルバッグには携帯や財布、予備のサングラスを入れます。トンネルをいくつも通る予定なので、ライトも欠かせません。


初日(5月3日) 福岡市〜熊本市

いよいよ出発です。8時半に自宅を出て国道3号線を南下し、熊本市を目指します。おなじみの県立春日公園でマシンの様子をチェックします。まだまだきれいな自転車です。右は久留米成田山の慈母観音像。高さ、何と62メートル。


熊本県山鹿市の田園風景。レンゲの花が咲き、とてもきれいでした。小さい時分レンゲ畑のなかで大暴れし、全身緑色になり母親に大目玉を食ったことなどが思い浮かびます。懐かしい風景です。予定よりも早く熊本市に到着しそうでしたので、温泉に入ることにしました。山鹿市平山温泉「せと乃湯」。何でミリオネア・・・なのか。そのわけは露天風呂に入ってようやくわかりました。ここの息子さんがクイズ番組に出演し、見事ゲットした賞金で露天風呂を新たにこしらえたのだそうです。なかなかいい湯でしたが、よほどのマニアでなければ行かないような山のなかにありました。

17時10分に熊本着。本日の走行距離132.20q、平均時速20.1q、最高時速50.1q。


2日目(5月4日) 熊本市〜宮崎県高千穂町

出発前から覚悟はしていましたが、朝から雨です。それも、悲しくなるような冷たい雨。DIYで買った雨合羽の上だけ羽織り、自転車をこぎます。膝が濡れ、靴下が濡れ、靴が濡れ・・・・。だんだんと、悲しいような情けないような気分になっていきます。こんな時に限って道まで間違え10qほどロスするし、「オレ、一体何やってんだろう」。寒いと気分まで落ち込みます。自販機のホットコーヒーにずいぶん助けられました。

当然ながら、高千穂までは登りの連続。写真は熊本県上益城郡山都町(旧蘇陽町)馬見原の急激な坂道。30歳代の頃に、ここで行われたロードレースで3位に入賞したことのある縁起のいい場所ですが、やはりキツイ。


我がふるさと、宮崎県に入りました。神都高千穂大橋から見下ろす風景。霧雨に煙っています。


自転車にまたがる私の上半身は、橋のガードレールよりも上の位置にあります。横から突風にでも見舞われれば、文字通り奈落の底行きです。ハンドルを握る手に力が入り、よけいにバランスが悪くなります。


民宿での食事。隣村である東臼杵郡諸塚村出身の私には、これらの料理は大変懐かしい味がしました。椎茸や筍、地コンニャク、お蕎麦、甘い酢みそなどは、いずれも子どもの頃に体験した味そのものでした。子どもの頃庭に山椒の木がありましたが、料理に添えられている葉の香りは、今は亡き父とのいろんな思い出を蘇らせてくれました。こういう経験をしてみると、味や香りの記憶というのも実に不思議なものです。

自転車を購入してからの走行距離が、まもなく1,000q突破です。本日の走行距離86.50q、平均時速17.9q、最高時速42.6q。9時半に熊本を出発、15時35分に高千穂に着きました。


3日目(5月5日) 高千穂町〜日向市

民宿は、高千穂小学校裏にある「千穂」という宿でした。小学校内の道路を通過しないとたどり着けず、探し出すのに時間がかかりました。右は、艶めかしいカーブが印象的な天翔大橋。


そして青雲橋。この橋も実にきれいです。


事前に予定していたわけではありませんでしたが、ふとサイクルメーターに目をやるとジャスト1,000q。下りばかりの道をグングンこいで、延岡入りです。目指す日向は目と鼻の先。


バイパスから見下ろす五ヶ瀬川。こうやって見てみると、とんでもないところを走っていることに気がつきます。干支大橋からの眺めです。ここも足がすくみました。右は、話題の東国原そのまんま知事。母がおもしろがって見せてくれました。




炭火焼きの地鶏。炭火焼き独特の香りがし、柔らかくてとってもおいしかったです。
皆さんも是非どうぞ。


9時に高千穂を発ち13時5分に日向に到着しました。本日の走行距離77.12q、平均時速22.5q、最高時速50.8q。
4日目(5月6日) 日向市〜大分県三重町

9時半に日向の実家を出発。これからがいよいよ大変なコースです。今日も雨だし。左は、車道と歩行者、自転車が区別されたトンネル。トンネル内はものすごく気を遣いますので、こういうのはとってもありがたいです。多くは、歩行者や自転車のことなど知ったこっちゃない設計ですが・・・。このあたりを車で通過するとき、前々から気になっていた「西郷隆盛宿陣跡資料館」に立ち寄ってみました。200円。


右は、最後の軍議場面の再現だそうです。「敬天愛人」、「丸に十の字」が見えます。


この方は「別府晋助」。西郷が城山で自刀した際の介錯人ですね。優秀なもったいない命が失われたんだなあとつくづく思いました。


薩摩軍の武器と、西郷の愛用品です。薩摩軍に加勢した宮崎県戦没者の数に思わず息をのむ思いでした。すでに130年が経過しています。


いくら西郷さんでもこれは許せない。当時、西郷軍の支配下にあった宮崎県下でも大量に強制使用させられ、戦後宮崎県の経済に大きな打撃を与えたとされる西郷札です。


さすがの西郷さんでも「井戸」は飲まんでしょ!と一人突っ込みを入れ、大分へと向かいます。


宇目町の「ととろ」。夢があっていいねぇ、と思いながら著作権はいったいどうなっているんだろう、とも。


小さな子どもの手を引いて訪れるべきこの場所で、四捨五入50歳のおじさんはやはり浮いていました。


猫バスに大分トリニータバナナ。もう何でもありの大分県。

15時半に大分県三重町に到着しました。本日の走行距離85.60q、平均時速19.2q、最高時速48.9q。


5日目(5月7日) 三重町〜熊本県小国町

ついにビアンキ嬢を傷物にしてしまいました。ワイヤー式のロックをかけようとした際に、勢い余ってヘッドで塗装を剥がしてしまったのです。落車で傷つけるならまだあきらめもつきますが、たかがワイヤーロックで・・・・。

右は、大分県豊後大野市にある「原尻の滝」。大分のナイアガラだそうです。規模はナイアガラにはとうてい及びませんが、これはこれでいいものだと思いました。


久住高原を登ります。ひたすら登ります。いつまでも登ります。高千穂の登りより堪えました。足を休める暇がないのです。しかし降りて押すことはしませんでした。誰が見ているわけでも、坂道に笑われるわけでもありませんが、それだけは絶対にやらないと心に決めて出発したからです。どうしようもありません。


お腹がすいていると、うまそうな牛肉にしか見えません。ようやく杖立温泉到着です。


「日本一の鯉のぼりの里」ということで、祭りの真っ最中でした。ここの温泉も気持ちよかった。


料理もおいしくお酒もうまい。箸置きのカエルさんもかわいい。


おいしい料理と、20度以上という珍しい日本酒に大満足の誰かさん。キモイですね。

9時半に三重町を発ち15時半に杖立温泉に到着。本日の走行距離83.11q、平均時速17.2q、最高時速53.3q。


最終目(5月8日) 小国町〜福岡市

いよいよ最終日。8時半に杖立温泉を出発しました。左は、朝倉の三連水車。季節はずれで回っていませんでした。右は4月28日にオープンしたばかりの「三連水車の里 あさくら」。


ここの水車は回っていましたが、右の通りです。興ざめも甚だしいです。モーターで回っている水車を楽しめる人なんているのでしょうか。水車が回っていない時期の観光客をガッカリさせないためだそうですが、ネタばらしなどせずに徹底してだましてこそ思いやりではないかとも・・・。




自宅まであと10qあまりの春日公園で一息つきます。3日も雨中を走ったため、ビアンキ嬢はずいぶんと汚れてしまいました。週末にお掃除してあげましょう。

14時10分に自宅着。本日の走行距離95.41q、平均時速21.9q、最高時速47.0q。